プレスリリース
2025 年 10 月 15 日
Apple Vision Pro、パワフルなM5チップと快適に使えるデュアルニットバンドによりアップグレード
最新バージョンでは、パフォーマンス、ディスプレイのレンダリング、バッテリー駆動時間、快適さが向上し、同時に、visionOS 26がもたらす革新的な機能や、まったく新しい空間アプリとApple Immersiveのコンテンツを提供します
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、パフォーマンスを飛躍的に進化させるパワフルなM5チップ、向上したディスプレイのレンダリング、AIを活用した一段と高速なワークフロー、より長くなったバッテリー駆動時間を備えたApple Vision Proを発表しました。アップグレードしたVision Proは、ユーザーに一段と快適なフィット感をもたらすソフトでクッション性のあるデュアルニットバンドも付属し、ウィジェット、新しいPersona、インタラクティブな「ジュピター」の環境などの革新的な空間体験を実現するvisionOS 26と、さらに多くの言語に対応したApple Intelligenceの新機能を搭載しています1。App Storeには100万を超えるアプリや数千ものゲーム、Apple TVアプリには数百の3D映画があり、Apple Immersiveでは近日ライブ配信予定の選りすぐりのNBAの試合を含む、まったく新しいシリーズや映画を楽しめます。M5とデュアルニットバンドを導入したVision Proは、apple.com/jpで予約注文できます。お客様は本日よりApple Store直営店でデモを予約でき、10月22日(水)から全国で提供を開始します。
「M5の画期的なパフォーマンスにより、最新のApple Vision Proはさらに高速なパフォーマンス、システム全体にわたる一段とシャープなディテール、より向上したバッテリー駆動時間など、空間コンピューティングの可能性の新たな基準を打ち立てています。快適なデュアルニットバンドや、visionOS 26の革新的な機能、冒険、ドキュメンタリー、音楽、スポーツなど幅広い分野にわたるまったく新しいApple Immersiveでの体験と合わせて、空間コンピューティングは新しいVision Proにより、これまで以上に多様で楽しい、魔法のようなことができるようになります」と、Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、ボブ・ボーチャーズは述べています。
M5によるパフォーマンスの飛躍的な進化
M5は、より高速かつスムーズで反応の良い体験をApple Vision Proのユーザーにもたらし、同時に、より先進的な空間体験やイマーシブな体験を生み出す新たな機会をデベロッパに提供します。第3世代の3ナノメートルテクノロジーを使用して設計されたVision ProのM5は、先進的な10コアCPUを搭載し、より高いマルチスレッドパフォーマンスを実現して、アプリやウィジェットの読み込み時間の高速化や、より反応の良いウェブブラウジングなど、システム全体でさらに高速な体験を生み出します。次世代の10コアGPUアーキテクチャにより、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングおよびメッシュシェーディングに対応するので、デベロッパは「Control」のようなゲームで照明、陰影、反射に驚くようなディテールを加えることができます。
M5搭載のApple Vision Proは、カスタムマイクロOLEDディスプレイ上でピクセルを前世代と比較して10パーセント多くレンダリングでき、よりくっきりとしたテキストと、より精細なビジュアルにより、さらに鮮明な画像を実現します。また、Vision Proは、ユーザーが周囲の状況を見る際に、モーションブラーを軽減するために最大120Hzまでリフレッシュレートを上げることができ、Mac仮想ディスプレイを使用する時にもさらにスムーズな体験を提供します。M5搭載のVision Proは、12のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクからの入力を処理する専用のR1チップと連係し、12ミリ秒以内に新しい画像をディスプレイにストリーミングすることで、リアルタイムで周囲の世界を映し出します。高性能のバッテリーは1回の充電で、最大2.5時間の一般的な使用、および最大3時間のビデオ再生に対応します2。そして、バッテリーを電源に接続すれば、自宅やオフィスで、または通勤中に、Vision Proをさらに長い時間使うのも簡単です。
16コアNeural Engineにより、AIを活用した機能の実行速度が向上し、Personaの収録や写真の空間シーンへの変換などのシステム体験では前世代と比較して最大50パーセント速く、他社製アプリでは最大2倍速くなっています3。JigSpaceのようなデベロッパはM5を活用して、空間コンピューティングとデバイス上のAIを組み合わせた企業向けの新しい使用事例を開拓しています。AppleのFoundation Modelフレームワークを使用した、Vision Pro向けの新しいJigSpaceアプリは、Apple Intelligenceの中核であるデバイス上のモデルを活用して複雑な情報をわかりやすく示します。ユーザーは複雑なデータセットを自然な言葉づかいで解析し、風力タービンのような精密な物体についてインタラクティブな3Dモデルを使って学ぶことができます。
新しいデュアルニットバンドがもたらす、さらに快適なフィット感
デュアルニットバンドはさらに快適なフィット感をユーザーにもたらします。立体的かつ一枚に編み込まれた上部と下部のストラップが、クッション性、通気性、伸縮性を持つユニークな二重リブ構造を作り上げています。下部のストラップには柔軟性のあるリブ生地を使い、さらに快適さ、バランス、安定性を持たせるため、釣り合いを取る重りの役割を果たすタングステンのインサートが組み込まれています。また、2つの機能を持つ直感的なフィットダイヤルで、ユーザーは理想的なフィット感を得られるよう細かい調整ができます。新しいデュアルニットバンドには、S、M、Lのサイズがあり、別売りで購入でき、前世代のApple Vision Proにも対応しています。お客様はiPhoneのApple Storeアプリを使って、自分にぴったりのサイズを簡単に見つけることができます。
visionOS 26がもたらすパワフルな空間体験
visionOS 26がApple Vision Proにパワフルな空間体験をもたらします。ウィジェットがユーザーの空間にシームレスに統合され、Vision Proを装着するたびに再表示されるので、時刻や天気をチェックしたり、音楽やポッドキャストを再生したり、空間を写真で飾ったり、ChatGPTにアクセスしたりするのが簡単になります。Personaが大幅に進化し、FaceTimeなどのアプリでのコミュニケーションをより自然で親しみやすいものにします。空間シーンは生成AIを使用して写真にリアルな奥行きを与え、思い出をいきいきとよみがえらせます。ユーザーは人気のアクションカメラによる180度、360度、広視野角のビデオを再生できるので、映像を意図された通りの見え方で楽しむことができ、クリエイターはこれらのフォーマットのビデオをSafariやVimeoのようなアプリで公開できます。この秋提供されるiPadOS 26.1により、Apple Vision ProアプリがiPadに登場し、新しいコンテンツを見つけたり、アプリとゲームのダウンロードを予約したり、ヒントを確認したり、自分のVision Proの情報にすばやくアクセスしたりするための新たな優れた方法をユーザーにもたらします。
新しいアプリ、コンテンツ、ゲームの発見と体験
Apple Vision Pro向けに提供されているアプリの数は100万を超え、そのうち3,000以上はvisionOS専用に作られたアプリです。ユーザーは「HomeByMe」や「Lowe’s Style Studio」で夢のマイホームをデザインしたり、「Balenciaga」でクローゼットに衣類をそろえたり、「Christie’s Select」や「Art Authority Museum」で素晴らしいアート作品を鑑賞したりできます。「Epic Earth」や「Explore POV」で世界中の驚くような場所を探検したり、「Space Vision」で現実の空間をプラネタリウムに変えたり、「D-Day: The Camera Soldier」で過去を旅することもできます。
Apple Vision Proは最高のエンターテインメントデバイスであり続けます。新しいVision Proにより、ユーザーは「Amplium」で今までとはまったく違うコンサート体験をすることも、主要なスポーツリーグが提供するアプリでお気に入りのチームに注目することも、最大で幅30メートルまで表示できるスクリーンで、人気のストリーミングサービスのアプリを利用したプライベートシアターを楽しむこともできます。Apple Immersiveはストーリーテリングの可能性を再定義し続け、Vision Proのユーザーは新しいシリーズや映画をApple TVアプリで楽しむことができます。Audi F1 Project、BBC、HYBE、Red Bullによる新しいタイトルが今後数か月の間にApple Immersiveで配信開始される予定です4。また、Apple TVアプリは日本では150以上の3D映画を提供し、「スーパーマン」「ジュラシック・ワールド/復活の大地」「ヒックとドラゴン(2025)」「ウィキッド ふたりの魔女」など最近のヒット作を取りそろえています。
超高解像度のディスプレイ、先進的な空間オーディオシステム、低レイテンシーに加え、マルチデバイスペアリングに対応したSony DualSenseなどの人気のゲームコントローラを含む多様な入力方法での反応の良い操作によって、Apple Vision Proでのゲーム体験がレベルアップしました。
プレイヤーは「風燕伝:Where Winds Meet」や「POOLS」「Sniper Elite 4」などのiPad向けゲームや、「Porta Nubi」や「Glassbreakers: Champions of Moss」などの楽しい空間ゲーム、PortalやSteam Linkのようなアプリを使ったゲーム機向けやパソコン向けの最新タイトルを楽しめるようになります。また、PlayStation VR2 Senseコントローラーへの対応により、プレイヤーは6自由度の高性能モーショントラッキング、指の接触の検知、バイブレーションへの対応を備えた新しいレベルのイマーシブなゲームをプレイできます。PlayStation VR2 Senseコントローラーに対応して最初に提供されるゲームには、「Elu Legend」「Pickle Pro」「Ping Pong Club」「Spatial Rifts」などがあります。
プロのユーザーと企業向けに強化された機能
Apple Vision Proでは、ユーザーはワークフローを驚くほどパワーアップさせたり、クリエイティブなビジョンを実現するための新しい方法を発見したりできます。アーティストはCrayonやDa Vinci Eyeなどのアプリを使って新しい作品をデザインできます。写真家はどのような場所でも、どのような光の条件下でも、Mac仮想ディスプレイでMacBook ProのPixelmatorを使い、画像の色精度を調整できます。映画制作者はiPhoneで撮影したパノラマ写真や空間ビデオなどの空間メディアを大型の曲面ディスプレイで見ることで、どこにいてもロケ地を探せます。また、プロのユーザーは、Apple ParkにあるSteve Jobs Theaterを座席まで再現した環境の中で、Keynoteを使ってプレゼンテーションを組み立て、リハーサルを行うことができます。Vision Pro用に作られたデジタルペンシルのLogicool Museを使うと、ユーザーは新たなレベルの精密さで創作や共同作業ができます。今後数週間にわたり、Crayon、InteraptixのDoppl、Sketch Pro、Spatial AnalogueなどのアプリがLogicool Museに対応します。
世界中の企業は日々、Apple Vision Proの空間コンピューティングの力を活用して、設計、教育、ヘルスケア、販売などの分野において、新たなソリューションを創出し、業務を合理化しています。シミュレーションや指導のソリューションを専門とする多国籍テクノロジー企業のCAEは、実物に忠実な操縦室の環境とシナリオを導入し、パイロットが専門施設外でVision Proを使ってトレーニング活動を完了できるよう支援しています。Porscheでは、一部のショールームで、納車される前にドライバーが新車を視覚化し、パーソナライズできます。また、Visageはデジタルコンテンツと現実の世界をシームレスに融合させることで高品質の3次元医用画像を提供し、UC San Diego Healthなどの病院が患者のケアを改善するのに役立っています。
Apple Vision Proと環境
Apple 2030は、素材、電力、輸送という3大排出源による製品の炭素排出量を削減することで、2030年までにApple全体のカーボンフットプリントにおいてカーボンニュートラルにするというAppleの野心的な計画です。Apple Vision Proは、フレームとバッテリーの筐体に100パーセント再生アルミニウム、すべてのマグネットに100パーセント再生希土類元素、バッテリーに100パーセント再生コバルトを使用して作られています。Vision Proは長く使えるように設計されており、エネルギー効率と安全な化学に関するAppleの高い基準を満たしています。紙のパッケージはファイバー素材を100パーセント使用しており、簡単にリサイクルできます。
価格と販売について
- M5チップとデュアルニットバンドを導入したApple Vision Proは599,800円(税込)からご購入いただけます。ストレージ容量は256GB、512GB、1TBからお選びいただけます。
- 日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、アラブ首長国連邦、英国、米国では本日より、M5チップとデュアルニットバンドを導入したApple Vision Proの予約注文を開始します。中国本土とシンガポールでは、10月17日(金)から予約注文を受け付けます。
- M5チップとデュアルニットバンドを導入したApple Vision Proは、日本、オーストラリア、カナダ、中国本土、香港、フランス、ドイツ、シンガポール、アラブ首長国連邦、英国、米国では、Apple Store直営店で10月22日(水)から販売を開始します。韓国と台湾ではその後販売を開始する予定です。
- お客様はオンラインでApple Vision Proのデモを予約できます。デモは、Apple Vision Proを販売するすべてのApple Store直営店で実施しています。最新のVision Proのデモでは、新しいデュアルニットバンドも紹介します。また、お客様は、空間ギャラリーアプリ、ジェン文字や作文ツールなどのApple Intelligenceの機能、CANAL+とMotoGPによる新しいスポーツドキュメンタリー「Tour De Force」など、いくつかのApple Immersiveの体験の拡大版プレビュー(一部の国のみ)を含む、新しい機能、アプリ、体験のデモをリクエストできます。
- Apple Vision Proには、新しいデュアルニットバンド、ライトシーリング、2つのライトシーリングクッション、デバイス前面用のApple Vision Proカバー、ポリッシングクロス、バッテリー、USB-C充電ケーブル、40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)が付属しています。
- 新しいデュアルニットバンドは16,800円(税込)で別売りで購入できます。
- Apple Vision Proトラベルケースは34,800円(税込)で購入できます。
- 視力矯正が必要なユーザーのために、ZEISS Optical Inserts — Readersは16,800円(税込)で、ZEISS Optical Inserts — Prescriptionは24,800円(税込)で提供されます5。
- Logicool Museの価格は19,800円(税込)で、オンラインのApple Storeで10月29日(水)に注文受付を開始します。11月上旬に販売を開始する予定です。
- AppleCareは、Appleユーザーのために卓越した修理サービスとサポートを提供しており、柔軟なオプションを用意しています。お客様はApple Vision Proの保証にAppleCare+を選べるほか、米国ではAppleCare Oneを選んで1つのシンプルなプランで複数の製品を保護することもできます。どちらのプランにも、落下や水濡れなどの過失や事故による損傷に対する保証、対象製品の場合は盗難や紛失に対する保証、バッテリー交換サービス、Appleの専任スペシャリストによる24時間365日のサポートが含まれています。詳しくは、apple.com/jp/applecareをご覧ください。
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- Image Playgroundは、Apple Intelligenceを有効にした場合に、日本語、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、米国)、フランス語(カナダ、フランス)、ドイツ語、イタリア語、スペイン語(メキシコ、スペイン)で利用できます。利用できる機能は地域によって異なります。
- Apple Vision Pro(M5)の試作ハードウェアとソフトウェアを使用し、2025年8月と9月にAppleが実施したテスト結果によります。バッテリーをフル充電し、ビデオ再生、インターネット閲覧、空間ビデオ撮影、FaceTime通話を行いました。ビデオ再生のテストでは、環境を併用し、Apple TVアプリで購入した2Dの映画コンテンツを使用。インターネット閲覧のテストでは、20の一般的なウェブサイトを使用。FaceTimeのテストは、Personaを有効にした2台のApple Vision Proで実施。Wi‑Fiをネットワークに関連付けてテストを実施。バッテリー駆動時間はデバイスの設定、使用方法、ネットワーク、環境条件、その他の多くの要素によって変わります。バッテリーテストは特定のApple Vision Proを使って行ったもので、実際の結果は個体によって異なる場合があります。
- Apple Vision Pro(M5)の試作ハードウェアとApple Vision Pro(M2)の量産ハードウェアを使用し、2025年9月にAppleが実施したテスト結果によります。最大2倍速いパフォーマンスは、Apple Vision Pro(M5)ではリリース前のDraw Things v1.20250820.0を、Apple Vision Pro(M2)ではv1.20250903.0を使用し、2ステップで6ビット量子化を行うQwen Imageのステップ蒸留モデルにより768x768解像度でテキストから画像を生成したテスト結果にもとづきます。写真アプリで写真から空間シーンを作成してテストを実施した場合のパフォーマンスは最大1.5倍高速でした。パフォーマンステストは特定のApple Vision Proを使って実施したもので、Apple Vision Proのおおよその性能を示しています。
- Audi F1 Project、BBC、HYBE、Red Bullによるタイトルに関する追加情報は、公開が近づいたタイミングで各クリエイターから提供される予定です。
- 有効な処方箋が必要です。一部の処方箋には対応していません。視力矯正アクセサリは別売りです。ZEISS Optical Inserts — Prescriptionはオンラインでのみ購入できます。